国際紛争の武力解決を煽る政治勢力への審判を!

防衛費GDP2%は「世界3位の軍事大国となり、戦後日本が歩んできた『平和 国家の道』を大きく外れてしまう」(東京新聞5/24)。 先月の日米トップ会談での岸田首相の「防衛費の相当な増額」の約束以降、 自公・維新・国民での「軍拡」大合唱が加速し、5月29日のNHK「日曜討論」 では防衛費のGDP2%に強く反対したのは共産党だけ。軍拡に関しては翼賛 体制が現出しています。

メディアでも大軍拡を正面から批判する論調は弱い。むしろ、防衛省の旧・現 幹部を専門家として登場させ、「戦争とメディアは相性がいい」を危惧させる 報道番組。さらに「政府が右と言うのを左とはいえない!」と公言した財界出身 の当時のNHK会長の思考が今やメディア全体のものにされているかのよう。 ウクライナの惨状を目の当たりにしながら近い将来、力対力の負の連鎖、軍拡 競争が戦争を呼び込み、ウクライナが我々のリアルとなる危険性を真剣に考え たりしないのだろうか。

エネルギー資源や食料の多くを輸入に依存する日本にとって諸外国との平和的な 連携協調は「防衛」以前の課題であり、これしかない唯一無二の安全保障です。 調子に乗って敵対性を強める大軍拡にうつつを抜かす自公政治の劣化は多くの 国民のいのちと暮らしを破滅させるかも・・の想像力が今こそ広く求められます。

「安保法制の廃止を求める愛媛の会」が各立憲野党に昨年来ねばりづよく求めて きた参議院愛媛選挙区での野党統一候補が事実上実現して、無所属「たかみちか」 さんが自民党候補と正面対決します。明日22日公示の選挙戦がおおいに楽しみと なってきました。
(ご意見ご提案等をお寄せください。)
(文責 O)
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